銀(シルバー)の価格相場は?
銀の売却を検討している方はいらっしゃいませんか?
売却を考える時、真っ先に気になるのが買取価格です。
そこで今回は、銀の買取価格の相場について解説します。
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相場
シルバーは多くの買取業者が買取を強化している貴金属です。
柔らかく性質を生かした用途があります。
しかし銀の買取価格は金やプラチナに比べるとガクッと下がります。
現在の純銀は、税込小売価格は63.07円、税込買取価格は58.97円となっています。
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最新の銀の価格相場情報
純度による相場の違い
貴金属は純度が高くなるほど価値が高くなるのが一般的です。
しかし市場で流通しているシルバーアクセサリーの大半は純銀ではなくある程度他の金属を混ぜて強化しています。
というのも銀100%だと柔らかすぎて加工に向かないからです。
銀の種類には以下のようなものがあります。
Silver900:コインシルバー
Silber925:スターリングシルバー
Silber958:ブリタニアシルバー
シルバーアクセサリーは純度100%の銀はほとんど使われておらず大半が純度90%台になります。
そのため純度が価格に与える影響も少ないためあまり気にする必要はないでしょう。
銀の価格決定要因
銀の価格はどのように決まっているのでしょうか?
一番重要になっているのは、他の貴金属や金と同様にドル価格の上下動です。
とはいえその振れ幅は金ほどは大きくありません。
そして銀価格がこれから上昇していくかどうかは工業用需要の動向にかかっているでしょう。
例えば太陽電池向けの銀需要や電気自動車の制御機器などに銀は使用されていますから、この需要が今後どれくらい伸びてくるのかが重要になってきます。
しかし銀の価格が今後急激に伸びてくるということは考えづらく、コスト削減のために銀の代替品が登場することも考えると銀価格の上昇は長くは続かないでしょう。
世界の銀供給
銀は鉱山生産からの供給が最も多いです。
また、鉱山生産量は右肩上がりとなっており2016年では供給量全体の88%を占めるまでとなっています。
一方でリサイクルからの供給は減少傾向にあり2012年を超えたあたりからは徐々に減少しています。
銀の需要はここ10年は横ばいにあるのに対して、鉱山からの生産量が上昇していることもあり、銀の価格は5年で半減してしまいました。
銀の国別鉱山生産量
全体の9割弱を占める鉱山生産ですが、その中でもペルー、メキシコ、中国の3カ国での生産が5割を占めています。
各国の経済、社会情勢が銀価格に影響してくることが考えられます。
しかし、同じ貴金属の中でもプラチナは南アフリカでの生産が7割を占めており、金や銀とは価格の振れ幅も大きくなることが予想されます。
終わりに
以上、銀の相場についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか?
ぜひこの記事を参考にしていただきお役立てください。